夢百笑の生産者と栽培
「種子島安納芋」といっても近年種苗改良などで、様々な種類が出回るようになりました。
そんななか私達「夢百笑」生産者グループがとりくんでいるのは、
原種にこだわり、手間暇かけて育てることで、
原種でしか味わえないナチュラルな美味しさや
甘味を最大限ひきだたせた「蜜芋」に育てあげることです。
種子島 夢百笑 生産者グループ
種子島 夢百笑では安定した供給ができるよう西之表地区・中種子地区・南種子地区に分散し約50件の生産者で生産を行っています。
夢百笑創業当時から生産協力をしていただいている実績のある生産者とともに、新しい生産者の指導や補助を行い品質の良い芋の栽培に取組んでいます。
『蜜芋』の栽培期間
苗作
苗作は、2月ごろ苗床(苗専用圃場)を作り、糖度が高く形状の良いものを選抜し種芋として使用します。育った苗は、茎の太さや葉の付いた節の数、長さをを揃えて手作業で剪定し、植付に備えます。(産地での通称:「カラ切り」と呼びます)
作付け
作付け(産地での通称:「カラさし」と呼びます)は3月下旬から6月まで収穫時期と収穫量を考え、順次行っていきます。
「カラ切り」で剪定・選抜した良い苗を植え付けていきます。
全て手作業で、一本一本植え付けます。
収穫までの圃場管理
作付けから8月までは生育期になります。
この時期の管理作業によって作柄が決まると言っても過言ではありません。
除草作業は極力手作業で行い、除草剤は補助的にしか使用しません。
とても大変な作業となりますが、こうした日々の努力を重ね、愛情を込めて育てています。
収穫
収穫は、作付けしてから約140日が目安となります。
安納芋は非常に皮が柔らかく、デリケートなサツマイモなので、収穫時から慎重に取り扱います。
広大な圃場では掘り取り機を使用しますが、お芋を掘り起こすだけの機械なので、結局ほとんどが人の手による作業になります。
また夢百笑では、圃場別に栽培履歴を記録し管理し、全てのお芋がいつどこの圃場で収穫されたものかがわかる様、安心への仕組み作りを行っています。
栽培履歴は圃場ごとに作付けから収穫までの生産記録をつけていきます。
圃場名、面積、作付日、肥料などの使用量、収穫日、収穫量など
トレースカードは、各圃場で収穫したものを夢百笑の規格基準で選別し、保管用のサンテナに入れる際、規格サイズと圃場・収穫日などを記載して入れ、出荷までリレーされるカードです。
夢百笑の生産者は、種子島の美味しい蜜芋の品質を維持する為、そして安心して蜜芋を食べてもらえるように日々取り組んでおります。